リップペンシルでリップラインをやや厚めに
きもの美人は美しい唇(くちびる)をしているものです。洋服美人は目がメイクのポイントであるのに対し、着物の場合には眉や唇がポイントとなります。中でも唇の色艶はきものを着た女性を引き立たせますので、重点的にメイクしましょう。
まず、口紅と同じ色のリップペンシルで唇のラインを描いていきます。高齢になるにつれて唇のラインはぼやけてきますが、地肌の色に捕らわれずに理想のラインを決めてください。口角(唇の左右の端)から唇の上半部分へ、そして下半部分へ。数回にかけて丁寧に描いてください。やや厚めの唇にするのが着物の日のポイントです。リップラインが描けたら、ルースパウダーでかるくブラッシングしておきます。ラインが汗で滲むのを防ぐためです。
次に口紅を塗っていきます。口紅は紅筆を使って、リップラインからはみ出さないように丁寧に塗りましょう。塗った口紅がリップラインの外側にはみ出したり、着物に付着しないように、布やティッシュ等でかるく唇を押さえておきましょう。これにより色が落ちてしまいますので、唇の中央部分にだけ口紅を塗り足すのがコツです。
着物の唇│リップメイク関連エントリー
- 着物のベースメイク
- リキッドファンデーションを顔の中央からスポンジを使って丁寧に目もと、鼻、頬、口元の順で。ファンデーションでもカバーしきれない部分にはコンシーラーを置いていくイメージで。ルースパウダーで仕上げます。
- 着物のアイゾーン│眉
- 鼻から目じりに引いた線の延長線上に眉尻とし、眉山からペンシルタイプのアイブロウで描きます。眉頭から眉山まではパウダータイプのアイブロウで。
- 着物アイメイクのやり方
- 着物のメイクではアイラインは優しく自然な感じにするのがポイント。ペンシルタイプとリキッドタイプのアイライナーでメリハリをだします。アイシャドーは控えめに。
- 着物の頬紅│チークメイク
- 頬紅を入れていくときの中心は頬骨。グラデーションをかけて柔らかく優しい感じに。ミセスはローズ系やオレンジ系。ミスは淡いピンク系の色がお薦め。