今日の着物メイク、ズバリ診断!
着物の日は髪型もお化粧も上品に
着物は洋服と違って色も柄も質感も全てが豪華で煌びやか。結婚式、成人式、記念パーティ、謝恩会などなど、そういう席に着る黒留袖、色留袖、訪問着といった格調の高いものであれば特にそうです。
そんな着物を着る日にはヘアースタイルだけでなく、お化粧(メイクアップ)の方もそれに見合ったものしたいものです。キツすぎず、それでいて上品に。けっこう加減が難しくもありますが、ヘアメイクが着物に負けないようにすることがなによりのポイント。普段が洋服という方は、いつもより少し時間をかけてお化粧しましょう。
年齢層で異なる着物メイク
お化粧で美しく仕上げられたお肌は華やかな着物姿を更に魅力的にしてくれます。若い方や未婚の方、ご婦人や既婚の方、それぞれで普段着のときと違ったいくつかのポイントがありますので、そのやり方をご紹介しましょう。
■若い方、未婚者のための着物メイク
着物には白い肌が似合います。洋服のときよりもずっと白く仕上げる気持ちでメイクしましょう。頬(チーク)に紅を入れたときにコントラストが際立つくらいが目安です。また、首まわりや衿足も白のパウダーをぼかし、顔の色との違和感がないようにします。
目もと(アイゾーン)はメイクをする上で最も重要なポイントです。アイラインで切れ長の目をつくってください。アイシャドーは控えめにぼかし、眉は地毛に描き足すようにしっかりと描いていきます。色は髪色に合わせた方がいいでしょう。
口紅も着物メイクをいっそう引き立てるポイント。洋服では派手すぎる色でも、着物の日のメイクでは意外に使えてしまいます。リップラインはぼかさずにシャープに描きましょう。
■ご婦人、淑女のための着物メイク
ミセス用のメイクのポイントは、陶磁器のような透明感ある肌をつくることです。目の下のくまの部分がくすみがちの人は、フェイスパウダーで特に念入りに仕上げましょう。首から衿元にかけてはファンダーションとパウダーで白い顔とのバランスをとるのは同じです。
アイゾーンの眉は黒よりも若干茶色を選択し、優しさを引き出すためになるべく緩やかなラインで描きましょう。アイシャドウのポイントは色をなるべく使わずに明るさを調整するくらいがいいでしょう。アイラインを使って目もとを引き締めるのは同じです。
歳をとるにしたがって唇の輪郭は希薄になってきます。ですので、リップペンシルを使って丁寧に描いていってください。ローズやブラウンレッド系が上品で高貴な印象を与えますのでお薦めです。
普段は髪を下ろしている方などは着物(きもの)を着て髪をアップにすると、額や髪の生え際のシミやしわが気になるものです。そんな方は特にベースをしっかり塗ることが大事です。フェイスパウダーを仕上げでサッと塗れば顔全体がすっきり整います。
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